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戦 後 日 本 の 作 家 た ち

2013年5月10日(金)−6月8日(土)

松谷武判  《作品66−7》 1966年 64.7×53cm ビニール系接着剤、油性絵具、アクリル絵具、キャンバス
 


  ギャラリーヤマキファインアートでは、 1950 年代以降の国内の重要な戦後前衛美術の作家や、彼らの活動を踏まえながら新たな表現を発展させる日本の若手作家の紹介を行ってきました。また、こうした作家たちの活動を国外に発信するとともに、フランス、ドイツ、韓国、香港等国外各地で活躍する海外作家の日本への紹介にも精力的に取り組んでいます。

今回のコレクション展では、その中でも戦後に活躍した日本人作家 4 名の近作をご紹介いたします。関西に戦後起こった前衛美術グループ「具体美術協会」のメンバーであった 松谷武判 堀尾貞治 の近作。また、 60 年代末から 70 年代にかけて起こった「もの派」の代表的作家として高い評価を与えられている 小清水漸 の珍しい小品。ただ絵の具を塗り重ねるなどといった極めて単純な行為によって、描くことの本質を問い直す 狗巻賢二 の作品を紹介します。

松谷武判と狗巻賢二の近作を中心に、戦後日本美術コレクションを展観いたします。ぜひともご高覧ください。

 

【作家略歴 Biography】

●松谷武判  Takesada MATSUTANI
1937 年大阪市生まれ。パリ在住。
1960 年頃から、戦後間もなく開発されたビニル系接着剤を使い、物質そのものが形作る有機的なフォルムを取り入れたレリーフ状の作品を発表。画面の上に膨らんだり垂れたりしている官能的な形と質感は、新しい絵画の可能性を示すものとして高く評価され、吉原治良に認められて具体美術協会のメンバーとして制作活動を開始。 29 歳でフランス政府給費留学生として渡仏、その後パリのアトリエを拠点に、一貫して黒と白の世界を描き、活発な発表を続けている。

狗巻賢二  Kenji INUMAKI
 1943 年大阪市生まれ。
1969 年、針金を用いた線状の立体作品を制作。 70 年代半ばから、方眼紙の方形を色鉛筆で淡く塗った作品や、墨線による作品の制作を開始。一貫して単純な行為の繰り返しによる作品制作を続けながらも、その表現は微妙な変化や機微に富む。近年は、カンヴァスに白の油彩絵の具を厚く塗り重ねるシリーズの制作を続けている。狗巻の活動は、「もの派」と並ぶ日本の 70 年代の前衛芸術の一つの動向として、近年注目を集めている。  

小清水漸  Susumu KOSHIMIZU
 1944 年愛媛県生まれ。
1960 年代末から 70 年代初頭の戦後日本美術史の重要な芸術動向である「もの派」の代表的な作家の一人。木、石、紙、土、鉄などの原材に近い自然的な物体・物資=「もの」の存在や働きについて、我々がいかに関わりをもっているのかを考察し、作品制作を続ける。 70 年代以降は、素材間にある関係性を問う作品や、日常的な素材を非日常化させることで美術の本質を問う作品を制作している。

●堀尾貞治  Sadaharu HORIO
1939 年神戸市生まれ。神戸市在住。
1965 年、関西を拠点に日本の戦後美術界をリードした具体美術協会に参加。 1972 年の具体美術協会の解散後、 1985 年頃から現在においては「作品は、生活から出てくるもの」という言葉の通りに、「あたりまえのこと」という一貫したテーマのもと、パフォーマンスや作品の制作を精力的に展開。日常と美術が強く結びついているその制作活動は、美術とは何か、 改めて その意味を問う。

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会期:
2013年 5月 10日(金) - 6月 8日(土) 休廊日:日・月曜日
開廊時間:
11:00 - 13:00 / 14:00 - 19:00  [最終日は17:00まで]
所在地:
ギャラリーヤマキファインアート  〒 650-0022 神戸市中央区元町通 3-9-5-2F
問合せ:
TEL: 078-391-1666  FAX : 078-391-1667  MAIL: info@gyfa.co.jp
アクセス:
JR ・阪神 元町駅 西口より徒歩 1 分
料金:
無料

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